毎日新聞のコラムで 絵本を紹介していただきました
ちょうどクリスマスの夕刊だったので なんか うれしさ倍増でした
アフリカ・ギニアのマリンケ族の村に伝わる歌がモチーフ。村人たちは、子どもが生まれると「デンナボー」という祭りをしてみんなで祝う。「バラクランジャンの歌」はこの時、歌われる。バラクランジャンはサギのような水鳥だ。「子どもを運んできた」鳥に感謝し、願いをかける歌。こんどうさんはギニアでデンナボーに立ち会い「感動した」という。
日本では今年、子どもを巡る悲惨な事件が相次いだ。子育ての孤立に起因したものが多い。子どもを地域で見守ることが求められている。新しい命を村の宝物として祝福し、太鼓と歌で迎える文化のなんと豊かに見えることか。
今年はアフリカ初のサッカーW杯があり、私自身は難民問題などを巡る「世界子ども救援キャンペーン」を担当したのでアフリカの話を聞くことの多い年だった。この大陸には飢餓や貧困で助けが必要な人は多い。同時に日本人が学ぶべき部分も少なくはない。
【伊地知克介】
ちょうどクリスマスの夕刊だったので なんか うれしさ倍増でした
憂楽帳:バラクランジャン
兵庫県宝塚市出身の絵本作家、こんどうなつみさん(28)による「いのちのおくりもの~バラクランジャンのうた」(リーブル刊)が先月出版された。アフリカ・ギニアのマリンケ族の村に伝わる歌がモチーフ。村人たちは、子どもが生まれると「デンナボー」という祭りをしてみんなで祝う。「バラクランジャンの歌」はこの時、歌われる。バラクランジャンはサギのような水鳥だ。「子どもを運んできた」鳥に感謝し、願いをかける歌。こんどうさんはギニアでデンナボーに立ち会い「感動した」という。
日本では今年、子どもを巡る悲惨な事件が相次いだ。子育ての孤立に起因したものが多い。子どもを地域で見守ることが求められている。新しい命を村の宝物として祝福し、太鼓と歌で迎える文化のなんと豊かに見えることか。
今年はアフリカ初のサッカーW杯があり、私自身は難民問題などを巡る「世界子ども救援キャンペーン」を担当したのでアフリカの話を聞くことの多い年だった。この大陸には飢餓や貧困で助けが必要な人は多い。同時に日本人が学ぶべき部分も少なくはない。
【伊地知克介】
毎日新聞 2010年12月25日 大阪夕刊
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